top of page

日本の住まいと暮らしの変化

更新日:2023年5月2日

こんにちは!ライフオーガナイザー®の清水美恵子です。


先日、全国旅行支援を利用して愛媛県松山市の道後温泉+しまなみ海道を尾道までレンタカーでドライブする旅をしてきました。


道後温泉では創業390年の、夏目漱石や正岡子規の詠んだ句も残されている老舗旅館に宿泊しました。


館内には、昭和天皇がお泊りになった洋間が特別展示室として公開されていたり、小川の流れる庭園には川席が3亭もあったりと、日本式の素敵な旅館でした。


また、宿泊した部屋では、夕食・朝食とも部屋で楽しめるいわゆる上げ膳・据え膳で、布団も2人一組になって手際よく敷いたり片したりしてくれました。


最近はホテルに宿泊することがほとんどで、部屋に食事を運んでもらえるような旅館に泊まったのは20年ぶりくらいでした。



写真は朝食の様子です。



本来なら至れり尽くせりの贅沢を感じるところなのですが、私は伝統的な畳座敷の平座系の生活スタイルの運動量の多さと、暮らしの手間の多さがが気になってしまいました。


昔の日本人って働き者だったなぁ~と思いますし、畳から立ったり座ったりは、椅子からの立ち上がりよりも運動量が多く疲れました。



また、一つの部屋で多様な用途をこなせることは合理的ではあるけれど、用途の変化に対応するための行動が多くなり(布団の上げ下げにテーブルと座布団の移動など)、それにかかる労力や時間を考えると負担はけっして少なくないです。




そんな畳座敷の暮らしも大正期以降、家事作業を中心に生活の合理化が重視されるようになってきました。


第2次大戦以後になると、食事室(ダイニング=D)と台所(キッチン=K)が1体化したいわゆる「DKスタイル」が登場し、寝る部屋と食べる部屋が分かれる食寝分離が実現し、


狭い室内空間の有効利用や、いす式の洋風スタイルも定着してきました。





ここ100年の間における日本の住まいと暮らしの変化は欧米よりも大きく、また生活水準の向上にともないライフスタイルの多様化や住空間の間取りの個性化など選択肢が複雑になってきました。



快適な暮らしを手に入れるには、それぞれのライフスタイルにあった住まいの選択が重要になってきます。


多様化が受け入れられ、自由に選ぶことができるようになった現代、まうますその難しさが増えてきているのではないでしょうか?!


oaoでは、住まいのハード(住宅)とソフト(収納・インテリア)両面でのサポートをしていますので、ライフスタイルにあった快適な暮らしをお考えでしたら是非一度お問い合わせください。


最新記事

すべて表示
bottom of page