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暮らしのSDGS フードロスを無くす収納の見直し

こんにちは!ライフオーガナイザー®の清水です。

今日は暮らしのSDGS「家庭内のフードロスを無くす収納の見直し」についてお話しいていきます。



世界の貧困地域で飢餓が発生している一方で、先進国では食べられる食品が大量に廃棄されているという現状があります。


我が国では、2016年のデータに基づく農林水産省の試算によると、食品ロスは643万t このうち、家庭からの廃棄物が291万t、食品メーカー・小売店・飲食店などが出す事業系廃棄物が352万tという内訳です。

なんと食品ロスの半分に近い45%が家庭ごみだそう。


いろいろなモノが値上がりしている昨今、家庭内のフードロスを無くすということは、SDGSの観点からだけでなく家計を守る点からも重要になってきます。






そこで、整理収納片づけから、

① 買ったものは「使いきる」「食べきる」

② 食品の管理がしやすい収納

③ 「買いすぎない」買い物

という家庭でもできる3つのポイントをご紹介します。



【「使い切る」「食べきる」】


食品庫や冷蔵庫の奥から期限の切れた食品が出てきた、という失敗をなくすために、食材の期限を確認し、古いものから使う習慣をつけることが必要です。


食品に表示されている期限には、「消費期限」と「賞味期限」があります。

  • 消費期限…年月日で表示されていて、「安全に食べられる」期限を示しています。お弁当やサンドイッチなど傷みやすい食品に表示されています。

  • 賞味期限…カップ麵やペットボトル飲料など、比較的傷みにくい食品に表示されていて、年月日のほか、〇年〇月と表示されることもあります。「品質が変わらずおいしく食べられる」期限を示しています。この期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。

注意したいのは、消費期限も賞味期限も、容器や袋を開けずに表示されている保存方法を守った場合の期限であることです。開封した食品は期限に関わらず、早めに食べきらなければなりません。






【食品の管理がしやすい収納を】


「使い切る」「食べきる」習慣を継続しやすくするのは、食品の管理がしやすい収納に整えることが近道です。


食品には、生鮮食品、調味料、乾物、瓶詰缶詰、レトルト食品、お菓子、お茶、保存期間が長いモノ短いモノ、などいろいろな種類のものがあります。


買い物から帰ってきてそれらをしまう時、とりあえずと空いているスペースに詰め込んでしまっていると、使いたい時に埋もれてしまって探せなくなったり、買ったことすら忘れてしまう、冷蔵庫では奥から干からびて小さくなった野菜が出てくるなんてことも。


食品が管理しやすい収納の一番の目的は「しまう」ではなく、「使い切る」「食べきる」ことであることを念頭に、使用頻度やカテゴリー別に分けるだけでなく、賞味・消費期限も意識して自分や家族が分かりやすくなるように収める必要があります。


毎日の生活に欠かせない食品ですので、暮らしの中でも一番開け閉めの多い収納場所となります。

何処に何があるのか一目瞭然であること、継続しやすい収納であることが求められます。







【買いすぎない】


まとめ買いの方が割安だったり、また最近では値上がりや防災など不安要素が多く、ついつい買い過ぎてしまう傾向にあるのではないでしょうか?


食品庫や冷蔵庫の収納を整えてみると、早く食べなければいけない食品が意外に多いことに気づきます。

それらを食べきること、収納スペースに入りきる量を意識することは買い過ぎ防止になります。


食品の管理ができていると、足りているモノと不足しているモノの把握ができますので、無駄な買い物も減ります。


家庭内のフードロスを無くすには、まず食品庫と冷蔵庫の整理から。


Oaoでは、「しまい込む」収納ではなく、「使う」「循環」しやすい収納をご提案しています。

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