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あなたに降りかかる2024年問題!①配送費編


あなたに降りかかる2024年問題!①配送費編 ブログ 家具の配送をしてくれる様子 宅配便

お盆も明け、2023年も、あと4ヶ月しか残っていません。

2024年はもうすぐそこに・・・。

以前から取り沙汰されてきた2024年問題は、どうなってしまうのでしょうか?

皆さんは、実感されていることありますか?


そもそも2024年問題って何?て方にざっくりとお話ししますと、

2024年度からトラックドライバーの年間の時間外労働時間の上限が、960時間までに

規制されることによって生じる問題の総称です。

バスや、タクシーの運転手さんも含まれます。


痛ましいバスの事故の数々も記憶にありますよね。

そういった問題を防ぐべく、960時間を超えると、

労働基準法により、運送会社が罰せられることになります。





そう聞くと、ドライバーさんにとっていい事のように聞こえますが、

それほど単純ではなさそうです。

大手は、大手の運送会社に一括で配送を委託しますが、さらにその下請け会社に依頼し、

下請け会社の依頼するドライバーさんは、個人事業主の一匹狼さんだったりすることも多いのです。

そうすると、働いた分だけ収入になるドライバーさんは、

働ける時間が短くなる分、収入も減ってしまうのです。

今まで通りの収入が見込めないと、ドライバーを辞めざるを得ない人も増えるでしょうし、

なりたいと思う人も減ってしまいます。

トラックドライバーの収入は、日本人の収入の平均の8割ほどと言われてますので、

そこからさらに減ってしまうのは死活問題ですね。

雇う側にも大きな問題で、賃金を上げないとドライバーが確保できなくなります。

それが私たち消費者に、「配送費の値上げ」という形で降りかかってきます。


実際、家具の配送費は年々上がっています。

燃料の値上げもありますので、致し方ないとは思いますが・・・。

私は、インテリアデザイナーとしてご提案した家具は、5%から15%ほどお値引きして

お客様に販売させていただいてます。配送費は実費を計上させていただいてます。

以前は、とても喜ばれていたのですが、最近は5%しかお値引きできないブランドでは

配送費の方がお高くなってしまうこともあります。

言い換えると、家具代に対する配送費の割合がとても高くなってきてしまったということです。

家具そのものも、高くなってきているのに、追い打ちをかけられている気持ちです。

新しくモデルハウスなど作った場合は、家具も家電も調度品も全て新しく納品するので

配送費だけでも50万円以上にもなりました。

本当に大変です。



反面、この真夏の40度を超えるアスファルトの上を荷物を運んできてくださる業者さんを目の前にすると、こんな大変な作業をしてくださるのだから、それに見合った対価を支払うのは当然だな、とも思います。

上の写真は、大きくて重い木の家具がエレベーターに入らず、マンションの11階まで、4人がかりで階段で上げてくださった時の様子です。下の写真は、2階のリビングに入れる家具が階段では上げられず、2階のバルコニーから吊り上げてくれているところです。3階のバルコニーがあるので、本当に大変でした。下から怪我しないようにとハラハラしながら見守ります。彼らは、昔からよくお世話になる方々ですが、プロとしてのプライドを持っていて、「無理です!」と言われたことは1度もありません。

私も依頼したものとして現場で重要な判断・・・例えば台風の雨が急に強くなってきたら今日は中止!とか、階段は諦めて吊ってください!とか、反対に梱包を解いて階段で運んでください、その際傷がついたらこちらの責任で!とか、リスクをどう回避するか、あるいはどうとるか判断を下さなければならない時もあります。

お互い覚悟を決めることを重ねて信頼関係を作っていくのだと思います。


どんなにネットが普及しても、実際に必要なものは誰かが運んでくれなければ手元にないのですよね。

対面で渡してくれる宅配業者さんだけでなく、宅配便やさんまで運ぶトラックドライバーさんもいて、海外からの家具でしたら、船に積む人下ろす人、海外の国の中を運んでくれたドライバーさんがいてやっと届くわけですものね。本当に感謝です。


ただ、値上がりだけでは済まないと危惧する声も聞こえます。配送システムが破綻するのでは?と囁く声も聞かれます。そうなると大混乱が起こりますよね。


じゃあ、個人的に何ができるのだろう?と思うと私の場合は下記のような些細なことです。

・再配達はできるだけしてもらわないでも済むように工夫する。

 なるべく休日の在宅時をまとめて指定したり、

 備考欄にポスト可、宅配ボックス可など書き添えたり、軽いものならコンビニ受け取りにしたりしています。

・マンションの宅配ボックスは、すぐに空けて他の方も使えるようにする。

そんな小さなことしか思い浮かびませんが、みんなで心がければ配送する人の負担は軽くなると思いますしそれが配送費用に反映されてくると思います。


遠い将来には、ドローンや無人の配送システムなどが出てくるのかもしれませんが、まずは、私たちが配達してくれる人の大変さを想像することが大事ですね。


次回に続く。

マンションの住み替えをお考えの方や、マンションリノベをお考えの方へ。

一般的な資産価値としての評価ではなく、自分の生活に1番合うマンションや、1番暮らしやすいリノベをお探しでしたら、私たちにご相談ください。

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