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カーテンを開けよう!


カーテンを開けよう。心と体を整えるためのマンションライフを考えるブログ

こんにちは。インテリアデザイナーのツジです。

今回のブログテーマは、カーテンです。


私は、職業柄、いろいろなお客様のお家に伺わせていただきます。

その中で、特にマンション暮らしをしている方のライフスタイルに

え?と疑問を感じることがあります。

カーテンを開けない人率が高いのです。

それじゃ快適じゃないのでは?

心身の健康にどうなのかな?と心配になることがあります。

ただの世代間のギャップではないと思うのですが、

皆様はどう思われますか?


カーテンを開けよう。心と体を整える住環境を考えるブログ。快適なマンションライフのために。

その1

山手線内の駅から5、6分のマンション。20階建くらいの5階くらいだったかな。

そこのインテリアを一新したいというご要望でした。

実は奥様との離婚が決まっていて、現在ある荷物はほとんど無くなるとのことで、

キッチンの収納や、リビングダイニング、寝室のコーディネート一式を依頼いただきました。

まずは、現場を確認に伺わせていただきました。

日中だったのですが、遮光カーテンが閉まったままでした。


「カーテンも替えますか?」

「はい、お願いします。」

「いつも、カーテンは閉めたままですか?」

「そうでしたね・・・僕は単身赴任であまり家にいなかったのですが、

妻は、外からの目線を気にしてましたし。」

「窓も開けられない感じですか?」

「外の空気が悪いと思うので、窓は開けず、空気清浄機を使ってます。」

「暗くないと眠れないタイプですか?」

「いえ、僕は全然気にならないです。でも、徐々に起床の準備が得られる照明スタンド買いました。」

「なるほど、快適に目覚めたいのですね。わかりました。」


私は心の中で、うーん、カーテンを開けないのは精神衛生的にも厳しかっただろうな、と思いました。外の視線は気になるとはいえ、日中もカーテンを閉めた部屋に電気をつけて

一人で過ごしていたら、私なら苦しくなってしまいます。

それが普通だから、別に苦しくなんかならないです・・・と、ご本人は思っていただろうと思いますが、気付かないうちに、晴れやかな心を持てる時間が少なくなっていただろうと思います。

日中は、レースだけですと、中から外の様子がよく見えます。でも、意外と外から中の様子は見えないものです。中の方が、外より暗いので。

なので、電気をつけたら要注意で、厚いカーテンを閉めてください。

私は、その方に白い木製ブラインドを提案しました。ルーバーの角度で、光は入っても視線はある程度遮れるので。


「朝1回でも良いので、窓、開けてくださいね。温泉も、機械的に循環して衛生的に保つものより、掛け流しの方が気持ちいいですよね。空気の新鮮さは入れ替えないと得られないと思います。」とお伝えしました。

「また、朝は、窓の外の光を浴びてください。だんだん明るくなる照明も良いのですが、太陽光は照明の何万倍も明るいのです。1分でも良いので。そうすることで、睡眠サイクルが整いますよ。」

「わかりました。心機一転、やってみます!」


カーテンを開けよう。心と体に優しいマンションライフについてのブログ

その2

三年ほど前に、某ハウスメーカーでご新居を建てられたお客様。お子様は小学生のお嬢さんや息子さんら。そのご新居のインテリアのご依頼を受けたのですが

「娘の部屋のレースは、紫外線カットにしたいそうです。厚手は遮光生地で。」

「え?小学生のご要望ですか?」

「はい、日焼けが気になるって・・・」

「わかりました。」

おそらく、そのハウスメーカーのペアサッシなら、ガラスだけでも70%代の紫外線カットはされている。そこに普通のレースをかけるだけでも、さらにカットされる。東向きの窓なので、丸一日ガンガンに陽が刺すところでもない。

そう小学生に説明しても、おそらくもう無駄だと感じました。

紫外線は老化を早める悪いもの!きっとそう信じきっているでしょうから。

もちろん、その通りなのですが、子供の成長には太陽光も必要です。骨の形成にも影響を与えます。

紫外線の遮蔽率が高いレースは外も見えにくく、閉塞感も強めになりがちです。尚且つ、本当に美しい生地かというと、やはり機能優先です。


うーん、美しいレースが風に靡いている様子なんかは、心にまでそよそよとした優しい感情が生まれるのにな、小さいお子さんには、そういうことも必要じゃないのかな。私なんて、思春期の頃は、夕暮れ時の青さが際立つ時間にさ夕立ちの水滴がサッシに降りかかる様子を眺めているだけでセンチな気分に浸ったりしたんだけでなぁ・・・などと複雑な気持ちになりました。

今は情緒より機能、ゆとりより効率、家の中までそんなことが求められるのかな。

もっと心が揺れ動くようなインテリアにした方がいいような気がするんだけど・・・

ううん、お客様のせいではないですね、私たちがもっとそういうことをお話しすべきなのですよね。


カーテンを開けよう。マンション暮らしでの、心と体を整える暮らしかたについてのブログ

その3

お世話になっている会社の設計担当さんとの雑談にて。

設計さんは男性の単身赴任者。のどかな地方都市のマンションに住んでます。

「〇〇様の、その窓、カーテン、それだと開けにくいよね?」

「そうですね」

「ちなみに、俺はカーテンあんまり開けたことないですけど。」

「え?朝起きて、支度するのにカーテン開けないの?」

「朝ごはんも食べないし・・・そのまま支度して出てくる感じかも」

「えー、窓も開けないんですか?」

「平日はあんまり・・・帰ればもう夜だし。」

「えー、メンタル大丈夫ですか?」

そうかあ、若い女子だけじゃないのね、カーテンも窓も開けない人。

視線とか紫外線とか関係なく、無頓着に開けない人。


カーテンを開けよう。心と体を整える暮らしかたについてのブログ


空気が澱む感じってあると思うんです。コロナで二酸化炭素濃度を測定するようになったけど、どうしても、暮らしていれば淀みます。もちろん24時間換気ついてるから問題ないと言えばそれまでですが。

例えば家具の裏側のカビや湿気を防止するには、24時間換気のチョロチョロ換気では無理だと言われています。理想は大きな窓からガッとたくさんの空気を取り込んで、反対方向の窓を小さめに開けることで、入った空気が出口を探すために部屋中を駆け巡り隅々まで空気を動かし、湿った空気も押出します。

タワーマンションなどでは、窓が大きく開けられない場合もあります。そんな時にはキッチンの換気扇を回すとかの工夫もあります。


日本の風水は水や風の流れをよくすることが肝要という意味を含んでいます。

運気だって、上げるには、澱ませたらいけないと思うのです。

川だって、血液だってどんどん流したほうが綺麗なはずです。


気持ちが落ち込んだ時に、顔を上げるだけで気持ちも上がるという研究結果が出ていると何かで聞いたことがあります。実際、私も本当にそうだなぁと思うことが何度もありました。


朝、カーテンを置けて、青い空を一瞬眺めて、空気を入れ替える。大切だと思います。

毎朝開けてる派の人もいっぱいいると思いますが、そうでなかった方も、ぜひ

窓を、カーテンを、開けてみてください!


カーテンを開けよう。心と体を整えるマンションライフについてのブログ

oaoでは、マンションの住み替えや、リノベを、さまざまな側面からサポートします。

間取りや、インテリアだけでなく、収納問題や、心身の健康に配慮した住まい探しやリノベプランをご提案いたします。

インテリアデザイナー、一級建築士、ライフオーガナイザー、整理収納アドバイザー、宅地建物取引主任などのプロがチームで、サポートいたします。

住み替えと、リノべ、どちらがいいの?そんなお悩みから、ご相談ください。


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(株)ハルインテリアディレクションズ

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