こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの平田純子です。
今回は、改めて、住宅購入に関連するお金の話です。
というのも、日々、お金の相談を承っていると、
住宅購入を検討しているのに、
根本的なことを知らない人がまだまだ多いことに
先日改めて気づかされたからです。
人生で最大のお買い物である住宅購入、
キャッシュで買える人はなかなかいません。
多くの人は住宅ローンを利用し、購入を検討します。
例えば、現在、賃貸住宅に住んでいる場合、
住宅ローンの月々の返済額と現在の家賃を比較し、
住宅購入が家計的に可能かどうかを見極めます。
マンションや戸建て住宅の営業においても、
概ね同様の営業をします。
「毎月のローン返済は今の家賃と変わらないですよ。」
「毎月の家賃の支払いが資産になっていきますよ。」
「手元資金がなくても可能ですよ。」
果たしてそうでしょうか?
答えはNO!です。
住宅を購入すれば、ローン返済以外にお金が必要で、
購入時の一時金と継続的にかかるランニングコストの大きく2つです。
これらの費用、実は軽視できないほど、大きな金額となる点に要注意です。
(住宅の営業の際は、残念ながら、あまり詳しく触れられません)
今回は一時金のお話です。
一時金は、購入諸費用を言われる費用で、
仲介手数料、登記費用、不動産取得税、固定資産税(精算分)、
ローン保証料や手数料、クリーニング代、引っ越し代等のことです。
新築であれば、仲介手数料やクリーニング代はかかりません。
費用額の目安は、
新築の場合、物件価格の3~7%程度
中古の場合、物件価格の6~10%程度
です。
プラス、頭金です。
頭金は、あれば越したことがないですが、
ここでは、頭金については、ちょっと横に置いておきます。
まず、これらの諸費用が、手元の貯金から賄えるかどうか、
これらのお金がでていった後に手元に下記貯金額が残るかどうか、
確認しましょう。
手元に置いておかなければならない貯金額
・生活費(ローン返済額や生命保険料も含む月の全支出額)の半年~1年分
・直近10年間のイベント費用(子供の教育関連費、車の買替えなど)
手元資金がなくても購入可能ですよ・・・
購入できる(契約できる)かもしれませんが、後が大変です。
絶対と言っていいほど、後悔します。
最低限の手元資金があるかどうかをまず確認。
購入後、子供の塾費用がアップする年齢ではないですか?
車の買替資金残せますか?
冷静に決断してほしいと思います。
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