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住宅購入 ローンだけじゃない大きな出費の話①

執筆者の写真: 平田 純子平田 純子

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの平田純子です。


今回は、改めて、住宅購入に関連するお金の話です。

というのも、日々、お金の相談を承っていると、

住宅購入を検討しているのに、

根本的なことを知らない人がまだまだ多いことに

先日改めて気づかされたからです。


人生で最大のお買い物である住宅購入、

キャッシュで買える人はなかなかいません。

多くの人は住宅ローンを利用し、購入を検討します。




例えば、現在、賃貸住宅に住んでいる場合、

住宅ローンの月々の返済額と現在の家賃を比較し、

住宅購入が家計的に可能かどうかを見極めます。

マンションや戸建て住宅の営業においても、

概ね同様の営業をします。


「毎月のローン返済は今の家賃と変わらないですよ。」

「毎月の家賃の支払いが資産になっていきますよ。」

「手元資金がなくても可能ですよ。」


果たしてそうでしょうか?


答えはNO!です。





住宅を購入すれば、ローン返済以外にお金が必要で、

購入時の一時金と継続的にかかるランニングコストの大きく2つです。


これらの費用、実は軽視できないほど、大きな金額となる点に要注意です。

(住宅の営業の際は、残念ながら、あまり詳しく触れられません)


今回は一時金のお話です。


一時金は、購入諸費用を言われる費用で、

仲介手数料、登記費用、不動産取得税、固定資産税(精算分)、

ローン保証料や手数料、クリーニング代、引っ越し代等のことです。


新築であれば、仲介手数料やクリーニング代はかかりません。


費用額の目安は、

新築の場合、物件価格の3~7%程度

中古の場合、物件価格の6~10%程度

です。


プラス、頭金です。

頭金は、あれば越したことがないですが、

ここでは、頭金については、ちょっと横に置いておきます。


まず、これらの諸費用が、手元の貯金から賄えるかどうか、

これらのお金がでていった後に手元に下記貯金額が残るかどうか、

確認しましょう。


手元に置いておかなければならない貯金額

・生活費(ローン返済額や生命保険料も含む月の全支出額)の半年~1年分

・直近10年間のイベント費用(子供の教育関連費、車の買替えなど)





手元資金がなくても購入可能ですよ・・・

購入できる(契約できる)かもしれませんが、後が大変です。

絶対と言っていいほど、後悔します。


最低限の手元資金があるかどうかをまず確認。

購入後、子供の塾費用がアップする年齢ではないですか?

車の買替資金残せますか?


冷静に決断してほしいと思います。










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